2017年12月16日土曜日

大人の心の中に住む子供の部分

クリスマスコンサートも無事に終わり、あとはクリスマスの集まりまでちょっと一息・・・
今回は、毎年演奏する典型的なクリスマス音楽の他に、新しい試みがありました。

アニメーション "The Snowman スノーマン" を舞台後方のスクリーンに映しながら、それにぴったりと合わせての演奏でした♪
これは「さむがりやのサンタ」でおなじみの、イギリスのイラストレーター、レイモンド・ブリッグズ Raymond Briggs 原作の絵本を映像化した、1982年の作品です。

少年と、彼が作ったゆきだるまが共に過ごした一晩を描いた、心温まる物語。
お時間があれば、下の動画でぜひお楽しみくださいね。


団員は 、この YouTube の映像に合わせて自宅練習しましたが、本番では後ろのスクリーンを見るわけにはいきません。
テンポの変化、微妙な間の取り方などは指揮者に任せるしかなく、リハーサルの時は演奏のほうが先に行きすぎて途中からやり直したり、なかなか大変でした。

それでも本番では、暗い部屋の電気のスイッチをつけるシーンや、オルゴールが鳴り始めるシーンなど、すべて映像とぴったりだったようです。

「団員からはスクリーンが見えないのにどうして?」と観客に不思議がられたほど・・・
優秀な指揮者のおかげで~す♪


セリフは一切なく、映像と音楽がすべてを語るアニメなのですが、我が家の子供たちもこれが大好きでよく夢中で観ていましたっけ。
そこで交わされている会話など、自分の好きなように想像できるのがいいですよね。
どぎつい原色が多いアメリカのアニメと違って、優しく淡い色合いが私もお気に入りでした。

特にゆきだるまと男の子が空を飛ぶクライマックスシーンは、大ヒットした "Walking in the Air" のメロディーと共に、とても懐かしく、今でもなんだか涙ぐんでしまいます。


幼かった我が子の表情と共に、無邪気に「いつか空を飛んでみたいな」と願っていた、子供の頃の自分自身のことまで思い出し、ちょっと切なくなるからでしょうか。

空を飛び回る楽しいシーンのはずなのに、このメロディーは哀愁を帯びた短調です。
夢のような時間には必ず終わりがあることを、暗示しているかのよう・・・

この部分は、私たちのコンサートマスターのお子さんが歌ってくれました。
澄み切ったボーイソプラノは、このシーンにぴったりでした。

下の動画はショートバージョンで、空を飛ぶシーンだけ切り取ったものです。


しばらく空を飛んで地上に降り、暗い森の中を歩いていくと、たくさんのゆきだるまとサンタクロースが笑顔で迎えてくれます。
陽気なダンスと宴の後に、サンタが男の子にプレゼントしてくれたのは、青いマフラーでした。


お別れの挨拶の後、また一緒に空を飛んで、無事に家にたどり着いたのですが・・・
翌朝目覚めて外に駆け出して行った男の子は、ゆきだるまがすっかりとけてしまっているのを見つけます。

これを客席で見ていた子供たちにとっても、結構ショックだったのではと心配になってしまいました。
あれは全部夢だったの?
でも、サンタにプレゼントされた青いマフラーはちゃんと手元に!
ただの夢ではなかったのですね!!

それに、短調だった "Walking in the Air" のメロディーは、最後の最後で明るい長調に変化して静かに終わるのです。

客席には、子供たちだけではなく、「昔は子供だった」大人たちがいっぱいでした。
こういう物語は、誰の心の中にも住み続ける「子供」の部分を優しく揺さぶり起こしてくれるようですね。
とても好評だったようで、よかったです。

特にこの辺のような田舎では、東京などの大都会よりずっと多くの大人が、夢中になれるものを子供の頃の気持ちのまま持ち続けている気がします。

変に大人ぶって、自分の中の「子供」の部分を否定したり無視してしまう人もいるけれど・・・
楽しい思い出だけではなく、消しゴムで消してしまいたいような出来事もあるけれど・・・
今の自分があるのは、その子がいたおかげです。大切にしなくてはね。


ところで、コンサートで団員が着た ugly Christmas sweater ですが、私のは可愛すぎて残念ながら賞を逃しちゃった。。。

1等賞に輝いたのは、これに近い感じのグリーンのセーターでした。
やはり男性団員が着るとアグリーさが倍増で、とてもかないませんわ。


みんなそれぞれ工夫して、とても楽しかったです。
これだって、皆さんの心の中の「子供」の部分を喜ばせてくれる企画だったのかもね!

家にあるクリスマスの飾りでも、 The Snowman の世界を再現してみました♪


♪12月12日 クリスマスコンサートのプログラム♪

     ”The Snowman" movie and music (Howard Blake)

           Intermission
     
     White Christmas (Irving Berlin)
     Have Yourself a Merry Little Christmas (Hugh Martin / Ralph Blane, arr. by John Whitney)
     Sleigh Ride (Leroy Anderson)
     Christmas Festival (Leroy Anderson)
     Frosty the Snowman (Steve nelson / Jack Rollins, arr. by John Moss)     
     Christmas Sing-along (Traditional, arr. by Bob Cerulli)


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2017年12月10日日曜日

チャーリー・ブラウンのクリスマスツリー Charlie Brown Christmas Tree ってとういう意味?

今年も、クリスマスの飾り付け完了!
夫がクリスマスツリー用の木を切りに行ったのは、朝のうちは雨、それからかなり長いこと雹(ひょう)がバラバラと降り、なんと雷まで鳴り始め、そのうちに雪が降り出したという賑やかな日でした。

何もこんな日にしなくても・・・と、私は心の中でブツブツ。。。
大きな木を運び入れると、入り口からリビングルームにかけて、こぼれた雨のしずくと針葉で大変なことに!

でも、二人で数時間かけて飾り付けを終え、すみずみまで掃除もすませると、やっぱりやってよかった~と思うのです。
家の中で森林浴しているような良い香り!!


毎年のことで面倒にも思うのですけれど、私たちも老い先短くなりつつあるので(笑)、できるうちに楽しんでおかなきゃね。

ロフトからの眺め・・・


今年は友人のひとりも、家の周りの林でクリスマスツリー用の木を切りたいとのリクエスト。
店で買うと普通は60~70ドルぐらいするようですから、どうぞどうぞ♪

どうやら、お手頃なのが見つかったようです。


友人が「大きな立派な木は必要ない、Charlie Brown Christmas Tree みたいのでいいよ」と言っていたのですが、私にはその意味がわかりませんでした。
夫にはすごくウケたようで、横で大笑い・・・

・・・・・???????

どういうこと?と尋ねたら、クリスマスツリー農園で売れ残ってしまうような不格好で粗末なツリーのことを指すのですって。


でもね、そんな木にも愛を注げば、世界でひとつのあなただけの素敵なクリスマスツリーになるの。


これは1965年に放映された、「ピーナッツ」最初のTVアニメ「チャーリー・ブラウンのクリスマス A Charlie Brown Christmasの中のシーンです。

ミネソタ生まれの漫画家チャールズ・シュルツ氏は、人々が商業主義に毒されて浮かれ騒ぎ、忙しがっている今頃の季節にちょっぴり皮肉をこめ、チャーリー・ブラウン他「ピーナッツ」のキャラクターを通して、本当に大切なものは何なのかを問いかけています。

周りの子供たちやスヌーピーがはしゃいでいる中、ひとりだけ違和感を覚えているチャーリー・ブラウン・・・君のほうが正しいね、きっと。


このアニメのおかげで、「ピーナッツ」を愛する世代のアメリカ人が Charlie Brown Christmas Tree と聞くと、頭に浮かべるのはこのようにつつましい佇まいのツリーなのですって。

Charlie Brown Christmas Tree は、なんとアマゾンでも売られています!
ライナスの毛布付き・・・音楽が鳴るものもあるようです。


商業主義に乗っ取られたクリスマスの問題点を指摘する象徴として描かれた Charlie Brown Christmas Tree なのに、こんな風に売られているのはいかがなものでしょう(笑)

でも何だかかわいいので、私も真似してみた・・・
そこら辺にたくさん生えている木の1本を家に連れ帰ったので、タダです♪
高さ40cmぐらいのミニサイズ。ちゃんと毛布もつけたよ!


これを眺めながら、クリスマスの本来の意味をもう一度考えてみることにしましょう。


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2017年12月5日火曜日

アグリークリスマスセーター Ugly Christmas sweater

1週間後にクリスマスコンサートに出演するのですが、今回の衣装は ugly Christmas sweater との指定です!

"Ugly Christmas sweater" で検索すると、画像も、それを売っているショッピングサイトもわんさか出てくるほど、 アメリカでは親しまれているものらしいです。
そう言えば親戚のクリスマスの集まりでも、甥や姪が悪趣味なタイプのクリスマス模様のセーターをわざと着て登場したことがあったっけ。

特に男性が着ていると、かなり笑えるものがたくさん!


自分で作っちゃえ!というDIYのアイディアも、色々と載っています。
でも、これは絶対着たくないな。


こんなのや、


こんなのも・・・


カップルで一緒に着るのもありよ~


こちらのサイトに載っているセーターも、思わずくすっと笑ってしまうものばかり。
 10 Best Ugly Christmas Sweaters


今まで知らなかったのですが、アメリカでは2011年に12月12日「アグリークリスマスセーターの日」と制定したのですって!

たいていのアメリカ人は、サンタやトナカイ、雪だるまなどが編み込まれた「着るのが恥ずかしい手編みセーター」を、子供の頃におばあちゃんやお母さんからプレゼントされた経験があるそう・・・
でもそんなセーターが、「ダサかわいい💛」と注目を集めるようになったらしいです。

アグリーセーターを着て集まるパーティーが開かれたり、コンテストが催されたり・・・
さすが、ジョーク好きなアメリカンですね♪

今度のコンサートでは演奏中に着るだけでなく、ステージ後ろのスクリーンにも、アグリーセーターを着た団員&楽器の写真をスライド風に流すそう・・・
一番アグリーなセーターを着た団員には、賞品も用意されているのですって!

普段親しくしている団員の間でメールが飛び交い、お互いの動向を探り合いました(笑)
私はこれよ~ん!ちょっとお上品すぎたかも・・・


ヴァイオリンに着せたのは、ワインボトル用に売られていたアグリーセーター♪
ワンコ用、ニャンコ用・・・この国ではなんでもありです。


アグリー・クリスマス・セーター、ハロウィーンの仮装に続き、そのうち日本でも定着するかもね!


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