2011/07/30

Loon (ハシグロアビ)

家の前の湖には、loon という水鳥が生息しています。日本ではハシグロアビと呼ばれている鳥です。
北米の北方地域に多く住むこの鳥は、ミネソタの State bird(州鳥)とされ、湖でよく姿を見かけます。

下の写真は、National Geographic のサイトからお借りしました。


今年は幼鳥が2羽、すくすくと育っています。小さな時にはフワフワのグレーのボールのような雛・・・親鳥の背中に乗っている様子がかわいらしいです。
今頃の時期には、雛たちももうだいぶ大きくしっかりしてきて、自力でエサもとれるようになっています。

下の写真は、私が撮ったものです。上が親鳥で、下が幼鳥。撮影、むずかしい・・・



Loon の鳴き声を聞くと、誰でも最初はとても驚きます。
状況によって色々な鳴き方があるのですが、遠くまでかなり響く声で、ヨーデルのようにも、少しもの悲しい笑い声のようにも聞こえます。


夜中には、まるで気が狂った女性の叫び声のように聞こえることがあり、何ごとかとびっくりして目が覚めます。
実際のところ、英語で loony は「気が狂った」「愚かな」を意味する単語です。

冬が訪れる前に、彼らは暖かい南方に飛んで行ってしまいます。
幼鳥たちもそれまでには、たくさんのエサを食べ、もっとたくましく育っているはず・・・頑張れ!
私もここミネソタで、人生の新しいページをめくったばかりだよ。

2011/07/27

ミネソタに到着!

住み慣れた日本を離れることになり、家族や友人たちと涙の別れ・・・ 移民ビザもやっとのことで届き、いよいよ夫の生まれ故郷であるアメリカ・ミネソタ州に移り住むことになりました。

成田空港には、学生時代の友達二人が見送りに駆けつけてくれました。ありがとうね~!

ミネアポリス空港の入国審査では「新移民」の列に並ぶように言われ、ドキドキ・・・
けれども、ここは思ったよりスムーズに無事通過!
冬は寒いよ~、防寒着たくさん持ってきた?なんて聞かれてしまいました。

そうです・・・北海道よりさらに北に位置し、カナダとの国境に接するミネソタの冬は、私にとって初体験。
その寒さは、想像もつきません。


日本を離れるのは寂しかったけれど、いよいよこの国の住人になるのだと思うと、少しだけワクワクしてきました。
空港のスターバックスで、キャラメル・マキアートをゲットし、1人で乾杯です♪

でも、やたらと甘いっ・・・!絶対に日本のより甘いです!
一番小さなサイズをオーダーしましたが、飲みきれませんでした。

周りを見回すと、ゆっさゆっさと巨体を揺らしながら歩いている人が、やけに目につきます。
キャラメル・マキアートなんて軽く流し込み、ハンバーガーやホットドッグもガンガン食べて、もう少し皮下脂肪を貯えないと、ミネソタの冬を無事に越せないかも・・・?


Minneapolis からまた別の飛行機に1時間ほど乗り、Bemidji に到着。
Tenstrike という町の小さな湖のほとりの我が家までは、そこからさらに車で約30分です。

ひと足先に日本を出発し、こちらで暮らし始めていた夫が迎えに来てくれました。
1日がかりの旅も、やっと終りです。

家の前の湖 Erickson Lake

My Sweet Home

成田を出発したのは26日の午後。ここに到着したのも26日の夕方。
時差の関係で、不思議な感じです・・・

ミネソタの州鳥である loon の親子が歓迎してくれて、感激しました!
これからずっと、よろしくね♪