2012年3月23日金曜日

忘れんぼのバナナケーキ

朝起きたら、昨日まで湖の表面を覆っていた氷が、いきなりなくなっていてびっくり!
夕べの雨の仕業のようです。
庭の芝生も、元気に色付いてきています。

今日も1日中雨との予報。 家にこもってケーキを焼くことにしました。


バナナを買って数日後・・・皮が黒くなりかけたようなのが数本、わびしげにころがっていることがあります。
お菓子に使うには、そんな危篤状態のバナナがぴったりです。

「忘れんぼのバナナケーキ」 というちょっと変わったネーミングに惹かれて、以前よく焼いていたお菓子のことを、久しぶりに思い出しました。
素朴なカントリー風の焼き菓子は、この湖畔の家によく似合う気がします。


これは、軽井沢のティールーム 「アリスの丘」  (作家の森村桂さんとご主人が1985年にオープン) の名物ケーキです。


「アリスの丘」 での人気のお菓子を紹介した、 「桂のケーキ屋さん」 という本を持っています。
買ったのは、息子がまだ幼稚園に通っていた頃だったかな?


おいしそうな焼き菓子の写真と、かわいらしいイラスト、お菓子にまつわる物語で構成され、まるで童話のよう・・・

でも、レシピ付ではなかったのが、ちょっと残念でした。
その中で唯一レシピが載っていたのが、この 「忘れんぼのバナナケーキ」 なのです。

森村桂さんは、「天国にいちばん近い島」 などの著者で、皇后美智子様とも親交が深かったそうです。

書かれた文章を読むと、とても感受性豊かで繊細な方だったことが想像できます。
お菓子作りに関しては、かなり頑固なところもあったのではないかな?

ケーキを天火に入れる時には、「よろしくね、たのむよ!」 とお願いすると頑張ってくれるのですって。
もし失敗しても天火をけなさない、ヤケを起こすから・・・などと語られています。

そう言えば、オーブンのことを以前は 「天火」 と言っていたっけ。
実家に初めてお目見えした時にも、確かそう呼んでいた・・・懐かしい響きです。


「忘れんぼのバナナケーキ」 という名前の由来は、初めにニュージーランドで覚えた本式の作り方を、いつの間にか忘れてしまったからだそうです。

その名前のおかげで、失恋した方や嫌なことを忘れたい方を励ます時にも、絶好の役割を果たしてくれるとか・・・

でも、ご自身にはその魔法が効かなかったのでしょうか。
心を病んで、治療中の病院で自殺されてしまったのがとても残念です。


 「アリスの丘」 は、桂さんのご主人が引き続き経営され、彼女のファンだった方がスタッフとして同じケーキを焼き続けていらっしゃるそうです。

いつか一度行ってみたいと思っていた店ですが、今となってはそれも叶わないだろうな。。。
代わりに、本の写真と物語を元に、自分で工夫して焼いてみるのも楽しいかもしれません。


桂さんは、お菓子の材料に相当こだわっていらした様子。
そこら辺で買ってきたあり合わせのものでは、怒られてしまうかな?


おまけ 
忘れんぼのバナナケーキ」 のレシピ 今日は13×9インチ (約33×23センチ) の型を使用

材料  
 バター  120g
 ブラウンシュガーまたは三温糖  70g
 卵   120g (L2個)
 小麦粉  120g
 ベーキングパウダー  小さじ1
 ブランデー漬けレーズン  大さじ2
 スライスアーモンド  大さじ2
 完熟バナナ  2~3本
 生クリーム  大さじ1
 コニャック  大さじ1

作り方
 1) バターは室温にし、小麦粉とベーキングパウダーは合わせてふるっておく。
 2) バナナは親指の先ぐらいの大きさに切り、生クリームであえる。
 3) バターをボウルに入れ、木べらでかき混ぜ、砂糖を混ぜ合わせる。
 4) さらにコニャックを混ぜ入れ、卵を1個ずつ落として混ぜる。
 5) 粉類とレーズン、アーモンド、バナナの順に加えてなめらかに混ぜ合わせる。
 6) その生地を、アルミホイルを敷いた天板などに広げる。
 7) 180℃のオーブンで30分ほど焼き、冷めたら切り分ける。


桂さんのレシピは、かなりアバウトな書き方ですので、家で試行錯誤した結果をここに載せました。
今回はブランデー漬けではなくラム酒漬けレーズン、コニャックもラム酒で代用の 「なんちゃってバージョン」・・・
それでも十分おいしい♪

桂さんは、材料を手で混ぜ合わせることをすすめています。
ちょっと抵抗があるので、ズルしていつものように木べらを使っちゃいました。 (⌒-⌒;)


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2012年3月17日土曜日

シマウマがヒョウに変身

誕生日プレゼントとして、bread maker (ホームベーカリー) を夫に買ってもらうことが決定してから、ネットであれこれ調べていますが、まだどれにするか決められずにいます。

やはり日本製のものが、断然良さそう・・・
生地をこねるパワーが、アメリカ製のものと全然違うらしいです。

そんなわけで今のところは相変わらず、手ごねでパン生地を作っています。


日本でパン教室に通い始めて、最初に習ったのはこれでした!


チョコマーブルパンと、よもぎ桜あんぱん!!
どちらも、その後に日本の自宅で何度か焼いて大成功・・・自信作となっていました。

あ~、あんぱん食べたいな。。。
残念ながら、よもぎ桜あんもここでは手に入りません。
チョコマーブルパンの方を、アメリカに来て初めて焼いてみることにしました。

手ごねは大変ですが、パン生地の もちもち~っ として ふわふわ~っ として むにゅむにゅ~っ とした感触には、本能的な快感を刺激する何かがあるような気がします。
たとえ嫌なことがあっても、パン生地を思い切りバンバン叩きつけているうちにめでたく解消!

このパンは、生地の一部にココアを混ぜてこね、白生地に重ねて切ることをくり返し、最後に三等分して三つ編みにしてから型に入れます。


すぐ下の写真は、パン教室の先生の COOKPAD のページからお借りしました。
レシピも こちら に載っています♪
焼き上がってからスライスすると、こんなきれいなマーブル模様になるのです。




いや・・・なるはずだったのですが・・・



あれ・・・???
断面の柄が、シマウマではなく出来そこないのヒョウ柄になっていました・・・ (-_-;)


実は焼き上がった時、側面の模様に一抹の不安を感じていました。
いつもより、何だかあっさりしているものね。


これでは、マーブルパンとは呼べないですね。
きっと、重ね具合がおかしかったか、三つ編みがゆるすぎたせいだと思います。

でも、シマウマだろうがヒョウだろうがお味は一緒♪ おいしくできて、家族みんな大喜びです。

ちなみに、アメリカで売っているスライスアーモンドって、皮付きなのです。
色々な点で、大ざっぱな国ですこと。。。

Bread maker が届いたら、まず何を焼こうかしら。
どれにするかまだ決めてもいないのに、ウキウキしています。



ところで、相変わらず昼間は暑いくらいのミネソタです。

庭の雪はさっさと消えましたが、林の中のウォーキングコースを5日前に歩いた時には、それでもまだ80%ぐらい雪に覆われていました。


少し離れた所に鹿の親子がちらっと見え、雪の上に足跡もはっきり残っていました。



ところが今日歩いてみたら、あっという間に雪がほとんど消え、こんなになっていてびっくり。。。
冬の間、色々な動物の足跡があちこちに見えて楽しかったのに、もう跡形もありません。
(ただし、シマウマヒョウも遭遇の可能性はゼロです。)


この前、小さな雑草のを発見して感激しましたが、実はあちこちで緑が元気にしていました。
別に驚くことではなかったみたい。

まだ湖の表面はほとんど凍っていますし、雪もちらほら残っているとは言え、とにかく気味が悪いほど暖かい!
薄いシャツ1枚でも、歩いていると暑くなってしまいます。そよ風が気持ちいいこと・・・

夫は元気に半袖です。 さすがミネソタ人だわ♪


散歩道のちょうど中ほどの、湖が見下ろせるこのベンチで、(ビール片手に) 読書でもしたら気持ちよさそう。
4月、5月にも雪が降ることがあるという話ですので、まだ油断できませんけれどね。


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2012年3月13日火曜日

春は突然に!?

週末から、冗談みたいに暖かくなりました♪
8日の木曜日に吹雪いていたのが、何だか夢のよう・・・

天気予報を見ると、今後1週間の最高気温は14~22℃。 東京より暖かいではないですか!
しかもこちらでは気温を華氏で表すので、70度を超えると聞くと、めちゃくちゃ暑い気がします。
70度代と言ったら、この辺では6月頃の気温ですよ~
 
ミネソタの3月の平均最高気温は2℃ぐらいという話ですし、一番雪の多い月も、例年は3月なのだそうです。
一体どうしちゃったのでしょう。 もしや天変地異の前ぶれ・・・!?

ミネアポリスでは、来週半ばまで連日70度超えとの予報。 何と、1910年以来の暖かさらしいです。
思いがけず、記録更新の瞬間に立ち会ってしまったようです。


昨日は、何ヶ月ぶりかで雪ではなくが降り、雪も湖の氷もものすごい勢いで解けてきています。
久しぶりに見る地面が、何だか新鮮です。

 3月3日    3月13日

舗装していない我が家のドライブウェイ (1kmぐらいある) は、ぐちゃぐちゃの泥だらけ・・・
途中に坂もカーブもあるので、へたすると車がぬかるみにはまって大変なことになります。

 2月26日    3月13日


多くのミネソタ人は、アイスフィッシングハンティングが大好き ♥♥♥
ここに住んでいるから好きになったのか、好きだからここに住んでいるのか、興味深いところです。

湖の氷が解け始めて危険ですので、下のように並んでいた fish house に、そろそろ退去命令が出た様子。


冬の間、この中でのんびりぬくぬくと釣りをしていた人たちのお楽しみも、もう終わりです。
日曜日に町に出たら、もう雪は全然なく、湖の fish house もすっかり片付いていました。

けれども、我が家の真ん前の湖には、近所の友人の1軒がまだぽつんと寂しく残っているのです。


一体大丈夫なのかしら・・・ある日突然、ズボズボズボと湖に沈んでいきそうで心配です。
トレーラーに乗せて車で牽引するのですが、もし岸の方が解けてきたら、どうやって陸まで戻すのでしょう。。。
(実際、だいぶ解けてきています。 かなりヤバそうです。)


ここは 「アメリカの冷蔵庫」 と呼ばれるミネソタ
このまま春になってしまうわけないよな~、まだまだ気は許せません。

また突然寒くなる時があるかもしれませんが、ジャケットなしで外を歩けるこの暖かさは、本当にありがたいです。

昨日の雨が上がり、気持ちの良い晴天の今日・・・
よ~く目を凝らして見ると、ずっと雪に隠れていた地面に、小さな小さな雑草の緑を発見!

こんにちは、元気でしたか?また会えてよかったね♪



おまけ そして、今晩は金星 (Venus)木星 (Jupiter) が大接近!! 
圧倒されるほどたくさんの星が見える西の夜空に、ひときわ輝いて並んでいるのが、この二つの惑星です。

私のカメラではこれが限度ですが、ちょっとおすそ分け♪ 右側の明るい方が金星です。
夜空を眺めていると、細かいことはどうでもよくなってしまいますね。



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2012年3月10日土曜日

震災と Daylight Saving Time と・・・

あの日がやってきました。

東日本大震災からちょうど1年。
誠実に生きてきた人々の、ごく普通の日常とささやかな幸せが、一瞬にして奪われてしまった2011年3月11日・・・

あの地震が起こらなかったら、私たちももう少し長く日本にいたかもしれない。
まるで逃げ出すように、ここミネソタに来てしまった自分たちが、時々卑怯者に思えてしまうことがあります。

せめて日本時間の14:46には、静かに黙とうを捧げましょう。
(こちらではまだ、10日の夜11:46です。)



大切な家族や友人、家や仕事を失ってしまった方々、それでも前を向いて第1歩を踏み出さなければいけなかったその人たちが、時には誰にも遠慮せず、涙を流せる場所がありますように。


アメリカでは、11日の夜中の2:00から Daylight Saving Time が始まります。
日照時間をできるだけ有効に使うのが目的の制度です。
全ての時計の針を1時間進めますので、明日からは、日の出日の入も1時間遅くなります。

明日になってから混乱が起こらないように、今晩寝る前に時計を直しておくことが推奨されています。
時計を1時間戻す11月と違って、何だか1時間損してしまう気がします。


時計の針を大急ぎで1時間進め、去年の3月11日の14:00から15:00の間も、飛ばしてしまえればよかったのに・・・
あの最初の激震がなかったら、余震も津波も来なかっただろうに。
ふと、あり得ないバカなことを考えてしまう今晩です。

震災で亡くなられた方のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
一緒に過ごした大切な思い出は、いつまでも心の中で鮮やかなままです。

愛する故郷日本の皆さんに、太平洋の向こう側からありったけの愛を込めて・・・


おまけ この前の晩、オーロラは見えませんでしたが、湖の向こう岸から上ってきた満月がとてもきれいでしたので、写真を撮ってみました。
窓越しの撮影でちょっとボケていますが、手前の木の枝が写って、おもしろい写真になりました。

世界中のみんなの笑顔も涙も、いつも静かに見守っているかのような月の光です。



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2012年3月8日木曜日

にわかフレンチレストラン by 娘

この年になると、あまり大きな声で言わない方がいい気もしますが・・・

昨日は、私の誕生日でした。

日本では、誕生日に夫と二人で、いつもよりちょっとグレードの高いレストランに行くのが恒例でした。
でも今年は、期間限定同居中の娘が夕食を全部作ってくれると言うので、任せることにしました。


仕事から帰ってきた娘、早速キッチンへ直行。
まずはオードブルとして、ディルの混ざったクリームチーズサーモンをクラッカーに乗せたものを、ワインと共に運んでくれました。

お~っ、なかなかおしゃれ!その後のメニューにも期待できそう!?

うちの娘、料理は滅多にしないのですが、たま~に作ると結構おいしいものを食べさせてくれます。
今回は、何やらネットでみつけた最強レシピだそう。


何が出てくるかは秘密ということで、私はそれから階下の部屋でネコと遊びながら待っていました。
途中からゴソゴソと、夫も少し手伝っていたようです。

しばらくドタバタした気配が続いた後、やっとお声がかかりました。
ダイニングルームに行ってみると、テーブルもちゃんとセッティング完了でした♪

メイン料理は、鶏胸肉を薄く延ばしてスイスチーズハムをクルクル巻き、ソテーして特製クリームで和えたもの。
めちゃカロリー高そうだけど、とてもおいしかったです! Cordon Bleu という名の料理だそうです。 ⇒ レシピ



そして、デザートは Molten chocolate lava cake という焼き菓子でした。 ⇒ レシピ
外側はさっくり、ナイフを入れるとチョコレートがとろりんと流れ出てきて、大成功でした。
ハーゲンダッツのアイスクリーム付き♪


ありがとう、ごちそうさまでした!

娘よ、これを機会にもう少しキッチンに立っておくれ。


夫からは、花束チョコレートのプレゼントが!
それに、breadmaker (日本ではホームベーカリーと言いますね) を買っていいよとのお許しが出ました。

やった! パンを焼く時、いつも生地を手でこねるのが大変なので・・・
これからよ~く検討した上で、オーダーするつもりです。

娘からは、ビートルズのCD 「アビーロード」 、逆さにしても絶対にこぼれないという、ハイテクのサーモスマグ、イースターカラーのかわいらしいエッグスタンドでした。



小学校4年生の頃、突然好きになったビートルズ・・・日本公演の直後だったと思います。
意外とちゃんとしたアルバムを持っていなくて、「ベストコレクション」 みたいなのばかりでしたので、うれしかった♪


ところで今朝は青空だったのに、お昼前頃からまたが降り始め、ものすごい風も出てきて吹雪のようでした。

今日の異常気象がこれと関係あるかどうかはわかりませんが、6日に 「太陽フレア」 が発生し、太陽嵐が地球に向かってきたそう。
最近5年間で最大の規模なのですって。

太陽フレアが活発な2012年は、オーロラの当たり年なのだそうです。
今夜は、この辺りでも見えるかもしれないとのウワサがあります。

家にいながらにしてオーロラが見えたら、かなりラッキーだな・・・!


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2012年3月4日日曜日

命がけのコンサート出演

クリスマス以来久しぶりに、Bemidji Symphony Orchestra のコンサートに出演しました。
本番までの練習は、いつもの通り平日の夜に4回と前日のゲネプロのみ。

ゲネプロのことを、こちらでは ドレスリハーサル (dress rehearsal) と言っています。
別に、本番の衣装を着て演奏するわけではないのですけれどね。


練習への参加、私にとっては命がけでした。 (´д`; )
なぜかとと言うと・・・

ただでさえ夜の運転は苦手なのに、雪の季節には恐怖感が倍増!(雪道の運転なんて、日本では経験ゼロさ!)
雪が積もっていると、ハイウェイの車線が全然見えなくなってしまいます。

夜遅くなると車はほとんど通らず、街灯もなし。 ヘタすると道から外れてしまいそうな予感がします。
スリップしちゃうかも・・・反対車線に飛び出しちゃうかも・・・色々な不安が胸をよぎります。
大体ここかしら?と適当に推理しながら走るその怖さったら!

自分の心臓の鼓動が聞こえそうな感じです。
日本では、オケの練習の帰りに酔っ払っても電車で爆睡できて、何て楽だったのでしょう。

練習でも相当な集中力を要し、往復の運転でもへとへと・・・
そんな大変な思いをしながら、今日の本番を迎えました。


*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*


本日のプログラムは以下の通りです。 
現代音楽が中心だった11月のコンサートと違い、今回はとっつきやすい曲ばかりでした。


     Academic Festival Overture, Op.80 (Johannes Brahms)

     Saint Paul's Suite (Gustav Holst)
       1. Jig: vivace
       2. Ostinato: Presto
       3. Intermezzo: Andante con moto
       4. Finale (The Dargason): Allegro

     Chello Concerto in A Minor, Op.129 (Robert Schumann)
       1. Nicht zu schnell
       2. Langsam
       3. Sehr lebhaft


ブラームスは、大好きな作曲家のひとりです。
日本では 「大学祝典序曲」  というタイトルの Academic Festival Overture は、ブラームスが音楽博士号を授与された際に、返礼として作った曲だそうです。

この中には学生歌が4曲も挿入されています。
特に3曲目のは、 日本で 「大学受験ラジオ講座」 のオープニングテーマとして流れていたので、覚えていらっしゃる方も多いのではないかしら。

金管楽器もぶ厚い音でガンガン響きまくるし、ティンパニー、バスドラム、シンバルも鳴り響き、まるで次から次へと盛大に打ち上げ花火が上がるような賑やかさ!

躍動感にあふれていて、気分がどんどん高揚してきます。
そしてあちこちに、ブラームスの匂いがプンプンするメロディーも散りばめられています。

ファーストヴァイオリンの最後のページは、実はものすごく忙しいのです。
何だか楽譜が真っ黒なんですけど。。。

私たちの演奏は、残念ながら撮影・録画禁止ですので、YouTube 上のプロの演奏でお楽しみください。





ホルストの曲は 「惑星」 しか知りませんでしたが、今日演奏した 「セントポール組曲」 は、一度聞いたら頭から離れなくて困ってしまうほどの、大変に親しみやすいメロディーです。
フィナーレでは、途中から 「グリーンスリーブス」 のメロディーが絡み合って楽しいこと♪

ホルストがセントポール女学校の音楽教師として勤めていた時、生徒たちのために作った作品だそうです。
ヴァイオリンとヴィオラ、チェロのトップ奏者のソロは、とてもエキゾチックなメロディー・・・
聴いていて悶えそうです~

この組曲 (弦楽合奏) だけは、団員の隣りに地元の中高校生が座って一緒に弾きました。

私の隣りは12歳の女の子。 ヴァイオリンは3歳から始めたのですって!
ニューヨークでの公演にも参加したことあるわよ・・・と言っていただけあって、堂々とした弾き方で感心しました。


上の動画は、最終楽章の Finale (The Dargason) です。
その他の楽章もぜひ!という方は、以下をクリックすると YouTube で聴けますので、お楽しみください♪

St. Paul's Suite - Jig
St. Paul's Suite - Ostinato
St. Paul's Suite - Intermezzo



シューマンのチェロ協奏曲のソロは、ボストン大学で博士号を取得している Nicholas Hardie さん。
主に室内楽の演奏で世界中で活躍していらっしゃる方で、今は Satori Quartet というグループのメンバーです。
  (東京でも演奏したことがあるそう。 Satori ってひょっとして 「悟り」 のことなのかしら???)


この協奏曲は、第3楽章まで途切れることなく演奏されるめずらしい構成です。
オーケストラのパートはさほど難易度が高くありませんが、チェロのソロにはかなりのテクニックが求められます。

時には憂いを帯びて官能的、時にはあくまでも甘い、これぞロマン派って感じの曲です♪

ソリストの Hardie さん、シカゴで鈴木メソードのトレーニングを受けたそうです。
お母様も、鈴木メソードのヴァイオリンとヴィオラの講師を育成するお仕事をしていらっしゃるそう。



鈴木鎮一先生による鈴木メソードは、 「どの子も育つ、育て方ひとつ」 を理念に、音楽を通じて心豊かな人間を育てることを目的とする教育法です。

我が家でも息子はヴァイオリン、娘はピアノで、幼稚園から高校までお世話になりました。
実は私がヴァイオリンを始めたのも、息子のレッスンについて行くうちに、自分でも弾いてみたくなったからでした。

なぜか、本家本元の日本より、アメリカで高く評価されている鈴木メソード。
ここ Bemidji の町にも教室があり、多くの生徒さんがレッスンを受けています。

今日一緒に弾いた中高校生も、ほとんどがその教室で腕を磨いている子たちでした。
団員の中にも、そこで教えていらっしゃる方が何人かいます。

日本人として、ひそかに鼻高々です。 うふふ♪


コンサートを聴きに来てくれた夫と娘。
私の予想通り、 「セントポール組曲」 のメロディーが頭の中をず~っと駆け巡り、困っていました・・・

命がけ (?) のコンサート、お客様にも楽しんでいただけてよかった!
やっぱり、音楽は最高です♪


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2012年3月3日土曜日

ひな祭りのお菓子とちらし寿司

今年のひな祭り、おひな様をちゃんと飾ったまでは良かったけれど、困ったのは料理です。
いつものちらし寿司の材料も、ハマグリも手に入らない・・・

日本に帰った時に、もう少し何か買ってくればよかったな。
まだ1月だったので、福豆鬼のお面のことしか頭に浮かびませんでした。

アジアンマーケットも遠いしなあ。。。

でも、それで泣き寝入りする私ではありません。
ないもののことを嘆くより、あるもので精一杯工夫する のが信条です。

ひなあられはありませんが、うれしいことに、日本の友人からこんなにきれいな和菓子をいただきました!
温かでやわらかな甘みが魅力の和三盆を使った、繊細で優しいお味です。


箱の中で、かわいらしく並んでいました!



桃の花のピンクをイメージしたお菓子も、自宅で作ってみました。

クリスマスツリーに飾った candy cane  (杖型のキャンディ) を砕いたものを、ホワイトチョココンデンスミルクを溶かした中に混ぜ入れ、型に流して固めたファッジです。
Candy cane って形はかわいいけれど、そのままだと誰も手を出さず、ちっとも減らないのでね。

アメリカのレシピなので、思い切り甘いです!  
でも、ペパーミント味が効いていて、結構おいしい・・・小さめに切って、少しずつ楽しみましょう。
これで、クリスマスの残骸もやっと消えてくれます。 (遅っ!)

 
   レシピページの写真より、もっと細かくキャンディを砕きました。
   作り方はごく単純なお菓子ですが、ハンマーでキャンディを砕く作業が、実は一番大変・・・


日本でのひな祭りには、おひな様をかたどったちらし寿司を作るのが恒例でした。

娘が幼かった頃は、黒ゴマの目、人参の口、海苔の髪・・・と手をかけていましたが、大きくなってからは写真のようなのっぺらぼうのおひな様。 手抜きの母で、ごめんなさい・・・


今年の中身は、いつもの五目ちらし寿司が無理なので、洋風ちらし寿司にしました。
ハム、きゅうり、チーズ、コーン、白ゴマを混ぜ込んでいます。

うずらの卵も、そこら辺のスーパーには売っていません。
顔は白いご飯のおにぎりにしたら、やたらとデカく、漫画チックになってしまいました。

黒ゴマの目だけ何とかつけたのですが、あとは息切れ状態で省略・・・我ながら恥ずかしい出来上がりだわ。
それでも、何年ぶりかで一緒にひな祭りを祝うことができ、23歳の娘は大喜びしてくれました♪

実はアメリカの卵の黄身の色って、日本のものよりずい分薄いのです。
こうして写真を並べ、着物の色を比べてみるとよくわかりますね。



「桃の節句」 とは言うものの、まだ真冬のミネソタで、桃の花を望むのも無理な話。 写真で我慢です。

日本に住んでいた去年の春、横浜市青葉区の 「保木の丘」 という所に、夫と自転車で出かけました。
タウン誌に出ていた、切花用の桃の木がずらっと並ぶ写真を見て、ぜひ行ってみたくなったのです。

ちょっと遠出でしたが、息をのむほどの美しさに疲れも吹き飛びました!! 文字通りの 「桃源郷」 でした♪


今日も1日中雪・・・日本の春を懐かしく思い浮かべながら、アメリカでの初めての桃の節句を堪能いたしました。


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