2012/08/29

選手交代です

先々週末に、シアトルで2年間働いていた息子が戻ってきました。
短い間でしたが、久しぶりの家族4人での生活をじっくりと味わうことができました。

楽しいけれど、忙しくて、散らかって、汚れて、賑やかな日々・・・
以前は、いつもこんなだったっけな~


そして一昨日、1年間私たちと一緒に暮らした娘が、ミネアポリスへ引越して行きました。
選手交代となり、これからは息子がクリスマス頃までここにいる予定です。

大学卒業後にう~んと回り道し、将来の進路についてずい分悩んだ息子ですが、教師を目指してこれからいよいよ小学校と中学校での教育実習

そして娘は、Law School(法科大学院)に3年間通います。
娘も、若いうちにしかしかできないことを・・・と卒業後に日本、タイ、北京などでしばらく仕事&旅行の日々でした。

夫に似たのか、ものすごくたくましいこと。
私たちと過ごしたこの1年間にも、ずい分頑張って学費を稼いだみたい。
あとは scholarship(返済不要の奨学金)で賄えそうなので、親の懐は傷みません。 ほっ。。。


結構仲の良い二人は、私たちのいない所で、将来のことや子供の頃の思い出など、色々と語り合ったようです。

高校卒業まで日本に住んでいましたが、毎年夏休みを過ごし、大学にも通ったミネソタ
二人にとって、とても大切で大好きな第二の故郷です。
しばらく離れたからこそ、ここミネソタのすばらしさ、住む人の心の温かさがよけいにわかったみたい。

しっかり仕事をして、どんなことがあってもこの土地を守っていこう、
将来もし結婚して子供ができたら、大自然に囲まれたここの四季の美しさを、その子たちにも絶対に伝えたい・・・そんな話もしたようです。



あちこちに散乱していた娘の荷物も、今ではすっかり片付き、息子もやっと荷解きを終えた様子。
これからは、息子が良い話相手になってくれることでしょう。
日本語でというのが、ポイント高い♪)

高校を卒業したら親元を離れて独立・・・が当たり前のアメリカで、いい年した息子が親と同居というのは、実は本人もちょっと気恥ずかしい感じ?

まあいいじゃないの。 日本では、ちっともめずらしくないことですもの。
自分のことは全部自分でするし、色々手伝うから・・・と宣言する息子ですが、ついつい甘やかしてしまいそうなおバカ母です。


二人とも、卒業 ⇒ すぐに就職・・・という道からはずれ、世間一般の人たちに比べると、カタツムリのように歩みが遅く、しかもジグザグ。
私のクラスメートの中には、もう孫がいる人が増えつつあるのに、我が家では遠い先のことになりそうです。

やきもきしたこともありましたが、それも貴重な体験だったのでしょう。
夫と私も、ずい分忍耐力が養われました。

これからは手と口を出しすぎないように気をつけながら、そっと見守り、応援したいと思います。


息子が、夕暮れのカヌー・デートに誘ってくれました。 うれしかった!

2012/08/21

ミシシッピ川に浮かぶ謎の物体

週末、家から車で2時間半ほどの町に住む夫の従妹の家で、 family reunion(親族会)がありました。
私にとっては5年ぶりに会う人たちを含めた夫の親族が集まり、にぎやかな会となりました。

素朴な古い農家を買い取って、時間をかけて改築中のこの家、とても味のある造りです。
元の持ち主はイギリス人の女性だったそうで、ガーデンはきれいな草花でいっぱい♪


アンティークをこよなく愛している従妹は、以前アートの先生でした。
年月を経ていい具合に枯れた感じのものが、庭の片隅にさり気なく置いてあり、それがとても絵になるのです。


おばあちゃんから譲り受けた家具食器を、今も大事に使っています。
雑貨の並べ方にもキラリとセンスの良さが光っていて、真似してみたくなっちゃう。


この家から歩いてすぐの所にミシシッピ川 (Mississippi river) があるので、みんなで見に行きました。
川というより、まるでのように見えます。

実はミシシッピ川の源流は、我が家の割と近くのアイタスカ州立公園 (Itasca State Park) 内にあります。
水深はくるぶしから膝の下ほどしかなく、幅も狭くて、ひょいひょいと横断できてしまうのです♪

けれどもここまで来ると、こんなにも川幅が広くなるのかとびっくり!



そのミシシッピ川に、まるで巨大なロールケーキのような謎の物体が浮いているのを、夫が発見しました!


岸辺近くは水がよどんでいて、みたいなのがいっぱい。
いかにもドロドロ、臭そ~で汚そ~~な感じ・・・

好奇心いっぱいの夫が近くまで行ってチェックしてみると、大きな切り株でした。
浮いているわけではなく、泥の中に半分埋まっている様子。

どのぐらい前からここにあるのか、そもそもどうしてこんな切り株が放置されているのか、全て謎です。
従妹がぜひテーブルかプランターとして使いたい!と言うので、急きょ発掘隊が結成されました。

遊び好きなアメリカ人、こんな時はすっかり少年少女に戻って、ワクワク楽しそう♪

夫が第一発見者なので、責任を取ってゲットする羽目になりました。
お尻に泥がはねていることにも気付かず、夢中でロープチェーンをかけようと試みます。

まさかワニはいないでしょうが、カミツキガメに足先ちょん切られたりしないでしょうね。。。


途中で、も降ってきちゃった。
もう少しというところでチェーンがはずれたり、器具がこわれたり、丸太をどかさなくてはならなかったり、色々アクシデントがありましたが・・・


チェーンを車でうんとこしょと引っ張り、何とかブツを陸に引き上げることができました。
やっぱりロールケーキバームクーヘンっぽい・・・


ひと仕事終わったところで、記念撮影。
右から二人目の来年90歳の伯父さんも、とてもうれしそう・・・

皆さん、お疲れさまでした!



この巨大な切り株がきれいに洗われ、磨かれて、どんな風に変身するのか、今度遊びに行くのが楽しみです。
この後、夕食のグリルドチキンや具だくさんのおいしいサラダで、みんなのお腹もハッピーになりました。

2012/08/15

おばけズッキーニの処理に困って

知り合いの方から、やたらと大きな 「おばけズッキーニ」 をいただきました。

長さも円周も約30cm、、重さは2kg近くあるしろものです。
横の鉛筆と比べてみてください。


育てた人自身が、どうやって食べたらいいかわからない、もらってくれないなら捨てる・・・だとさ。
戦後の影をちょこっとだけ引きずった時代に育った私にとって、まだ食べられる物を捨ててしまうなんて言語道断です!

半ば押し付けられた形でしたが、ちゃんとおいしく食べてあげるさ!と闘志がわいてきました。

育ち過ぎているけれど、筋っぽかったりパサパサしたりしているわけではありません。
種がぎっしり詰まった真ん中のワタの部分さえ取り除けば、どうにでもなりそう。



こんな時の強力な助っ人は、ネットの料理サイトです。
特にクックパッド(cookpad)はお宝レジピ満載。 日本に住んでいた時から毎日のようにお世話になっています。

基本的には、普通サイズのズッキーニのレシピに従って、色々と作ってみました。
最初の以外は写真を撮っていなかったので、レシピの掲載ページを参考にしてください。






まずはアメリカ人の定番、ズッキーニブレッド (zucchini bread)

日本ではパウンドケーキの類いのものを、こちらではよくブレッドと呼んでいます。
どうして?これはケーキの仲間なんじゃないの?と義妹に聞いてみました。

ブレッドと呼んだ方が甘みを抑えた食事系の気がして、あまり罪悪感を感じずにすむからじゃない?と笑っていました。

だから、肥満大国への道を突っ走ってしまったんだろうが・・・! (-_-;)
(ちなみに、義妹はちゃんと運動しているのでとてもスリムです。)

話を元に戻すと、私は下記のレシピの倍量で2本作ることにしました。
皮付きのままチーズおろしでおろすと、こんな風になります。


少量の砂糖をふって少し時間をおき、出てきた水分は絞ってから生地に加えました。
家にあった pecan chips (ピーカンナッツを細かく砕いた物)も少し加えて、食感のアクセントに。
くるみでもおいしいと思います。

家のオーブンでは、華氏350度(177℃)で40分で焼き上がりました。



しっとりしていてとてもおいしく、娘の彼氏(お菓子作りが好き)から英語のレシピをリクエストされてしまいました。
小麦粉や砂糖、日本では何グラムと重さで書いてありますが、アメリカでは何カップとで表すのが普通です。
しかも1カップが日本では200cc、アメリカでは約240ccなので、換算がちょっと面倒でした。

 ズッキーニブレッドのレシピと写真はこちら★


次の少し変わった料理も、とてもおいしかった!
見た目は小さなお好み焼きみたいですが、チーズも使ったのがグッドアイディアです。
お客様たちにも大好評でしたので、我が家の定番料理の仲間入りしそうです。

 簡単トルコ!ズッキーニのチーズ焼きのレシピと写真はこちら★


お次は、これ。
じゃがいもズッキーニの異なった食感が、絶妙の組み合わせでした。

しょうゆを使った料理って、私たち日本人にとっては一番ほっとする味かもしれませんね。
キッコーマンのしょうゆはどこのスーパーでも必ず手に入るので、本当にありがたいです。

 ズッキーニとジャガイモの醤油ドレマリネのレシピと写真はこちら★


この他、数種類の夏野菜と共にラタトゥイユも作りました。
天ぷらにしてもイケる、みそ汁もグー!という情報もゲット。

輪切りにしガーリックソルトをまぶして、パン粉とパルメザンチーズを合わせた衣をつけ、オリーブオイルで揚げ焼きにするイタリアン風も良さそうね。


・・・でも、ずっとズッキーニづくしで、さすがに飽きてきました。。。


ああ、それなのに~
おばけズッキーニをくれた人に、おいしく完食したよ♪とお礼を言ったら、さらに大きなのがまた届いちゃった!!
今度のは長さが40cmもあります。 どうしよう・・・

一緒にいただいたスクワッシュと並べて、記念撮影しました。
何だか怪しげな画像となってしまったわ(大汗;)
斬新なアート・・・には見えないか。



我が家の小さなガーデンの枝豆も、だいぶ育ってきました。


初めて少しだけ塩ゆでにしてみたら、おいし~い♪♪♪
日本と違って簡単に手に入るわけではないので、手間暇かけた分、ものすごく貴重に感じます。


友人の家では、あともう少しという所で鹿に枝豆を全部食べられてしまったそう。
早めに食べてしまおうっと!



おまけ 夕方雷が鳴り、その後に hail :ひょう)が降りました。
     直径1~2センチはあったでしょうか。


庭の一部は、こんなにびっしりで覆われていました!
幸い被害はありませんでしたが、降っている最中ドキドキでした。


2012/08/09

County fair で萌え死に

昨日から開催されている County fair に行ってきました。
County って、日本では郡」に当たる行政上の区画単位です。
ひとつひとつの州がやたらと広いからね~

County fair は、そこで行われる家畜・農産物などの品評会のことです。
手作りクラフトやお菓子なども出展されているので、見るものがたくさん!
それぞれの部門で、1等にはブルーリボン、2等にはレッドリボン、3等にはホワイトリボンが授与されています。

移動遊園地や色々な食べ物のブース(屋台)も定番で、ライブコンサートも行われます。


子供たちが小さかった頃は、遊園地の乗り物ゲーム、屋台動物たちとの触れ合いと楽しいことばかりで、テンション上がりっぱなしでした。 ♪ \(^0^\)(/^0^)/ ♪
時には従兄たちも混ざって、ほとんど毎年遊びに行っていたと思います。

今年は夫と二人だけで出かけましたが、最大の目的は 動物さんたち に会うこと♪
動物大好きな私たちは、見ているだけでうっとりしてしまうのです。

牛、馬、羊、ヤギ、ニワトリ、ウサギ、豚・・・ 様々な動物が Barn と呼ばれる大きな家畜小屋にわんさかいます。
毛並みや色つや、体格などが入賞の基準となります。


♥♥♥ みんなでお出迎えしてくれました ♥♥♥


腹巻しているみたいな子や、


やけに幸せそうな寝顔の子、


話しかけてくれた子、


もうダメですぅ・・・
年も忘れて、他の子供たちと一緒に子豚ちゃんたちを触りまくってしまいました。


たくましく頼りになりそうな、お馬さんたちも!



屋台もカラフルで、いかにもアメリカ!という感じです。
体によくなさそうな、高カロリーっぽいものばかり・・・

まあたまには、徹底してジャンキーなものを食べるのもOKということにしましょ。
この前の Art in the park で食べそこなった Funnel cake にも、無事にありつけました♪



遊園地は、絶叫系、小さいお子さん向けのおとなしい系、ずっと乗っていると気持ち悪くなりそうな系など、色々・・・
まあはっきり言って、大したことはないのばかり・・・?


乗り物は常設されているわけではなく、このお祭りの時期だけ、大きなトレイラーに乗せて業者さんが運んでくるのです。
子供たちにとっては、5日間だけの夢のような日々かもしれませんね。


どなたかのガーデンでできた野菜、どれもすこぶる健康そう!


私が日本から密輸した種からできたきゅうりで、親戚のお姉ちゃんがしっかりブルーリボン(一等賞)を獲得!
我が家のは、こんなにきれいにまっすぐ育っていないのにな・・・


彼女は、手作りのピクルスジャムケーキワイン写真などの部でも、好成績をおさめていました。
毎年色々な部門で、一等賞総なめらしいです。
ご主人も手作りビールなどで参加、共通の趣味で、人にも喜ばれていいですね。

ミネソタの夏はかなり遅くまで明るいので、気が急くこともなくゆっくり楽しめました♪

嵐のように続けざまにやってくる夫の友人や親せきたち・・・夏の間は、民宿のおばさん化している私です。
今日はお休みなので、命の洗濯ができました。


おまけ 林の奥の方では、もうひそかに紅葉が始まっているのを発見!
     去年も驚いたけれど、今年はもっと早いではないですか・・・
     昼夜の温度差が結構あるからかな? ミネソタの夏は、駆け足で去っていきそうです。


2012/08/06

ネコの誕生会

今日は我が家のネコ、キキのお話です。

去年の10月末に、娘が humane society(動物愛護協会)から譲り受けました。
正確な誕生日はわかりませんが、その時に生後12~13週ということでしたので、真ん中をとって8月5日に決めました。

Humane society で初めて会った時は、他の兄弟たち5~6匹と同じケージに入れられていました。
その中で一番小さくてかわいらしく、一匹だけ靴下をはいているように足先が白かったのがキキです。

家に来た時は、こんなに小さく頼りなかったけれど、さっそく高い所にジャンプ!
さすがネコと感心したものです。


ネコを飼うのは初めてなので、少し不安もありました。
トイレのしつけはどうなのだろう。 家具をボロボロにされたりしないかしら・・・

でも、最初から迷いもせずネコ用のトイレを使い(本能のようですね)、爪とぎも決まった所でしてくれました。
家族全員が、そのかわいらしさにすっかりやられちゃいました。


好奇心いっぱいのキキが元気に遊ぶ姿を見ていると、気持ちが弾みます。
のびをしたり、喉をゴロゴロ鳴らしたり、何の心配もなさそうに眠りこけている姿には、こちらもリラックスして幸せな気分になります。

キッチンで料理していると足に体をすりつけてくるし、パソコンに向かっていると膝に乗ってくる・・・
とても人なつっこい子です。
何があっても絶対守ってあげるよと、いいこいいこしてしまいます。

ふわふわであったかくて、柔らかい体。 ピクピク動く
ちょっぴり湿った鼻先や、まるで他の生きものみたいに表情豊かに動く尻尾
ぷにゅぷにゅの肉球・・・ああ、なんてかわいらしいのでしょう♪

家に誰もいない時にも、私はキキに日本語で話しかけています。
バイリンガルにゃんこに育ったかな?


壁と家具の間やクロゼットの中、引き出し、箱、袋など、狭い所に入り込むのが大好き。
目新しい物を見ると中に入らずにはいられないようで、猛烈にダッシュしてきます。

海苔巻か?おまえは・・・


そこから出るのは無理だってば・・・



無事に最初の誕生日を迎え、体はずい分大きくなりましたが、表情にはまだどこかあどけなさが残っています。




そして昨日は楽しい誕生会! (みんなに思いきり笑われましたが。。。)
チーズケーキと、ネコ型のクッキー(型は「無印良品」でゲット)を、娘と一緒に焼きました。




さて、ここで困った問題が・・・

娘と彼氏は8月終わりに、ここから車で4時間半位のミネアポリスに引越し、共に Law school(法科大学院)に通うことになっています。
アパート代節約のために一緒に住むのですが、キキのことをかわいがってくれている彼氏に、ネコアレルギーの症状が出てしまいました。

短時間なら大したことないけれど、ずっとそばにいると、鼻水と涙が止まらなくなるそうです。
それは、辛いよね。。。

ネコを取るか彼氏を取るか、究極の選択をしなくてはならなくなった娘!
元々は、勉学の合い間に気持ちを癒せるように飼い始めたネコなのに、やはり彼氏を選ぶようです。

キキは、ジジ&ババの元に残ることになりそう。
(私たちはとてもうれしいけれど、娘が何だか気の毒です。)

「犬は人につき、猫は家につく」と言われているので、キキにとってもその方が幸せなのかな?
それにキキがここにいれば、娘もできるだけ頻繁に帰ってくることでしょう。

夫婦間に少し険悪な空気が漂っている時にも、間にキキが入ると思わず笑ってしまいます。
キキ、これからもよろしくね!


おまけ 息子が子供の頃大好きだった「クレヨンしんちゃん」
       (大抵の親からは、目の敵にされていましたっけ・・・)

       そのしんちゃんの13年後のお話を、偶然みつけました。
       ネットでは結構有名なのかしら?
       動物好きの方なら、ウルウルすること間違いなしです。


2012/08/04

な~ん茶って抹茶

日本に帰った時、お菓子やパン作りに使おうと、抹茶を買ってきました。
そのまま飲み物としていただこうという発想は、全然なかったのですが・・・

娘が突然、抹茶が飲みた~い!と騒ぎ始めました。
でもね、急に飲みたいと言われても、ここには抹茶はあってもお道具がないのよ。
困ったなあ。。。


抹茶には、二人だけの共通の思い出があります。
6年前、娘の高校卒業記念に一緒に京都を訪れた時のこと。
宇治で、自分で挽いた抹茶を点てるというステキな体験をしました。

石臼を使って抹茶を挽くのは、力加減もむずかしいし時間もかかって大変。
でも、あたりに漂っていた新鮮で上質なお茶の香りは、きっと一生忘れないでしょうね。

その時娘が来ていた母の手編みのセーターも、抹茶色でした!



そう言えばわたくし、若かりし頃に茶道のお稽古にしばらく通ったこともあったっけ。
(お茶と一緒にいただく、おいしいお菓子が目当てでした。)

あれから数十年・・・お茶の点て方なんて、すっかり忘れてしまいました。
母からもらった棗(なつめ)だけが、たび重なる引越しにもめげずに残っていますが、茶杓は行方不明。
茶筅はきっと、使い物にならなくなって捨ててしまったのでしょう。

点て方をネットで調べたら、抹茶を茶こし (tea strainer) に通すと細かくなって溶けやすいとか。
竹の茶筅は必需品のようですが、小さめのステンレスの泡立て器 (wisk) でも、何とかなるかも!?

茶杓の代わりは、100円ショップで買ったマドラースプーンです。 ちと大きすぎるけど。。。

抹茶茶碗はないので、手持ちの器の中で一番それらしいものを使用。
何しろここはミネソタ。 ないものについてブーブー不満を言うのでなく、手持ちの品で何とか工夫することを楽しまなくちゃ!

・・・というわけで、こんなお道具を準備いたしました♪


茶碗に抹茶を入れ、80℃位のお湯を注ぎ、娘と一緒にミニ泡立て器でしばらくシャカシャカシャカ。
何だか笑える光景です。

茶こしを通したので、全然ダマにならない・・・確かにグッドアイディアです。
ほうら、何とか抹茶らしくなってきたではないですか!
茶筅を使った時のように細かな泡にはならないけれど、許せる範囲です。

夫は残念ながら抹茶は苦手。 普通の緑茶は大好きなのですけどね。
ですから、娘と二人だけのおうちカフェです。

いただきま~す♪


お茶の先生には怒られてしまいそうな点て方ですが、娘は大満足♪
日本の友人にもらった落雁(らくがん)が、ぴったり合いました。

今度日本に帰った時にゲットする品のリストに、茶杓茶筅を加えなきゃ・・・


おまけ 満月とのコラボで、五輪が六輪になってしまった写真を発見!!
     神様のいたずらかな?
     写真は YAHOO! SPORTS からお借りしました。


2012/08/01

空から見た我が家

夫の友人が、自家用の小型飛行機を所有しています。
操縦の免許を取ったのは、もう何年も前のこと。

何度もお誘いを受けていますが、私はまだ乗せてもらったことがありません。
彼はみんなを乗せたくてたまらないのだけど、誘ってもよく断られると言っていたな。。。

やっぱり少し怖いです~ ( ̄ー ̄; )


夫と、ジョージアから遊びに来て我が家に泊っている友人が、この飛行機に乗せてもらいました。
家の真上を通るから、庭に出て手を振ってね~!と言われていたので、カメラを片手に待機。

しばらく待つと轟音が聞こえてきて、湖の向かいの家の犬がワンワンワン!!
急いで庭に出て撮影したのが下の写真です。 真っ青な大空を気持ち良く飛ぶのように見えます。


速いのでボケちゃった・・・



これより下は、夫が撮影した写真です。 乗ったのは、この赤い飛行機
Bird's eye view・・・鳥になった気分で、空からの眺めをうんと楽しんできたそうです。


手前の茶色い建物が、今はゲスト用に使っているキャビン。
去年は下水があふれて悲惨な状態でしたが、無事に工事も終わり、再び住めるようになりました。
奥にちょっと見える白いのが、今住んでいる家です。


周りは森林ばかり! とんでもない所に住んでいるのが、改めてよくわかります。


庭に出て手を振った私は、残念ながら映っていなかった・・・


下の写真は、湖 (Erickson Lake) をはさんで私たちの向かいの土地です。
日本のインターナショナルスクールで教えていた時の夫の元同僚が、ここをとても気に入って、前のオーナーから買い取りました。

今年はお休みですが、息子さんたちと一緒に毎年サマーキャンプを行ってきたので、遊び道具がいっぱい!!
家の子供たちも、何度もお世話になっています。



ミネソタはこのように、たくさんの湖と林に囲まれた美しい州です。

それまでは夏休みにしか来なかったこの地に、本格的に移住してから1年ちょっと・・・
不便なことも多い大自然に囲まれた暮らしが、意外と気に入っている自分に驚きます。


秋の紅葉も、冬の雪景色も、空から見たらさぞきれいでしょうね。
いつか勇気を出して、私も乗せてもらおう♪