2014/03/18

セントパトリックスデーの料理を初体験

3月17日は、セントパトリックスデー (聖パトリックの日 St. Patrick's Day というアイルランドの祝日でした。

この日は、アイルランドにキリスト教を広め、461年に亡くなった聖パトリックの命日です。
アメリカでは祝日ではありませんが、アイルランドからの移民が多いので、地域によっては盛大なパレードが行われます。

何か緑色 (アイルランドのシンボルカラー) のものを身につけるのがお決まりです。
また、聖パトリックがそれを使って三位一体を説いたという言い伝えがある、シャムロック (三つ葉のクローバー; アイルランドの国花) を飾ります。

  ★ 詳しくは、こちらを読んでね ★


去年の秋、義妹夫婦が近くに引っ越してきたため、アイルランド系のご主人に敬意を表して、今年からはお祝いをすることにしました。

セントパトリックスデーの定番メニューは、コンビーフ (日本語でもコーンビーフ、コーンドビーフと別の表記あり) とキャベツです。
夫が朝早くから、じゃがいもや人参などの野菜と共に、ド迫力のコンビーフをスロークッカーで煮込みました。

コンビーフを買うとついてくるスパイス (粒コショウ、ベイリーフ、マスタードシードなど) の他、企業秘密 (!?) のスパイスも少し加えたそう。


子供の頃からなじみ深かったコンビーフと言えば、日本では缶詰に決まっていますよね。
上手に開けられるようになった時には、何だか自分が大人になったような気がしましたっけ・・・


(コンビーフの画像はこちらからお借りしました。)

アメリカでは、コンビーフ (コーンドビーフ)  Corned beef  と言えば塩漬けのかたまり肉のことです。
長時間コトコト煮込むと、口の中でホロホロと崩れるほどに柔らかくなります。

今日使ったのはブリスケ (またはブリスケット brisket のコンビーフです。
牛の前股の内側にある肩ばら肉で、濃厚なお味がする部位・・・

ブリスケって名前がいいね。 サザエさんに登場しそう。。。
ノリスケのお兄さんか弟の役でどうでしょうか。

・・・そのブリスケくん、夕方には完成!
肉や野菜に色々なスパイスの味がじんわりとしみ込んで、おいしく出来上がりました♪



食事のお供は、グリーンビール
これは、普通のビールにグリーンの着色料 food color を混ぜただけです。
慣れていない私にとっては、正直言って何となく気味が悪いですが・・・

あちこちにあるバーでも、この日ばかりはグリーンビールで乾杯~!なのでしょうね。
   (*^ー^)/▼☆▼ヽ(^ー^*)


メインは夫が作ってくれましたが、サイドディッシュとデザートは私の係。 今日はグリーンにこだわりました。
定番のキャベツは、いつも行くスーパーでは売り切れになっていて、別の店で何とか手に入れました。
そこでも、残り3個だけ・・・危ない、危ない。


デザートだってもちろんグリーンよ。
作ったのは、ウォーターゲートサラダ Watergate Salad というピスタチオのフレーバーのもの。

甘いけれどフルーツサラダ扱いですので、普通は食事と共にお出しすることが多い一品です。
でも今日は、前に焼いてあったクッキーとコーヒーに添えて、デザートにしてしまいました。

変な名前でしょう? ニクソン大統領ウォーターゲート事件と関係あるのかしら・・・

調べてみたら、このフルーツサラダに使われるピスタチオプディングミックスが新発売になった頃、あの事件が起こったのだそう。

当時の人々は、来る日も来る日もウォーターゲート事件の話に明け暮れていたそう。
商品の印象をもっと強め、新発売のプディングミックスを使って作るサラダのレシピを促進させるため、事件に便乗して名前を変更したようです。


大層な名前ですが、ピスタチオプディングミックスとフルーツ缶、ミニチュアマシュマロ、ホイップした生クリーム、サワークリームを混ぜただけという単純なレシピです。
(でも、おいしいですよ~♪)

去年のイースターの時に作ったアンブロージアサラダと、ほとんど同じ作り方です。
イースターのレシピを見たい方は、こちらをどうぞ。

ココナッツプディングミックスの代わりにピスタチオプディングミックスを使い、牛乳の代わりにパイン缶の汁を使っただけ。
サワークリームの量は減らし、フルーツはパイナップルとマンダリンオレンジ缶しか使いませんでしたが・・・


昨日の私の靴下です。
セントパトリックスデー当日に買ったので、70%オフでゲット!たったの1ドル19セントでした♪


よく考えてみたら、日本人の私がアイルランド系の方を3月17日におもてなしするのって、お正月に外国人が日本人をおせち料理でもてなしてくれる・・・みたいな感覚かしら。

ちょっと笑えますが、とても喜んでいただけたので、まあいいか。。。

ちなみに義妹たちの手みやげは、ご自宅の窓にぶつかってご臨終だったという partridge (ヤマウズラ) !
ありがたく頂戴いたしました。



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6 件のコメント :

  1. こんにちは。

    セントパトリックでーすっかり忘れてました。。汗
    子供が成長すると学校行事も解らず。。こんなものでしょうか?汗

    思い起こせば、コーンビーフで料理作りました。。懐かしい。ビールにフードカラリングでグリーンに、ウータゲーとサラダはニクソンのあの事件から由来が、、親戚の方とのゲットトゲエザーで楽しむホリデーはリターアー後の楽しみの一つですね。。やはり親戚の近くに居を構える。。正解ですね。さて次は何かな?

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    1. ねこちゃんさん、

      このところますます頻繁に、親戚連中で集まることが多いです。
      世代を超えてみんな仲が良いのは、とても幸せなことだと思っています。
      次の大きな集まりはイースターですね。
      去年に続き、我が家でパーティーの予定です。

      セントパトリックスデー、お嬢さんたちがお子さんだった頃は、
      ワクワクする楽しい行事だったことでしょう。
      今度は、お孫ちゃん達が楽しむ番ですね♪

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  2. Sakuraさん、おはようございます。
    コンビーフ、子供の頃この缶を開けるのワクワクしました。ちょっと曲がるとうまく開かないんですよね。笑 この缶がザ、コンビーフって感じでしたが、最近はくるくるあける缶ではなくなったとか。
    グリーンのビールってすごいですね~。ソーダを想像して飲むとビールだったっていう感じでしょうか。
    そちらにはいろいろなイベントがあるのですね。さくらさんも毎回腕を振るって楽しそうですね。

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    1. たまごろうさん、

      ええっ、コンビーフ缶というとくるくる回すのしか頭に浮かびませんが、
      この頃のは違うのですか!?知らなかったわ~

      どぎつい原色のフロスティングが乗ったアメリカのケーキと同様、
      グリーンのビールというのは、飲むのに勇気が必要でした。
      まあ、1年で1日だけのことなので、許せるかな・・・

      次はイースターの料理、頑張ります♪

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  3. そうですか。アイルランドの方が、自国のお料理を
    作らなかった?そんなこともありなのかな。
    コーンビーフを作るのは、難しくなかったですか?
    あのくっついてくるハーブを入れても、火加減によって
    味ガ違うんですよね。グリーンビール。興味があるのですが、
    飲んだことがないんです。不気味で。笑
    素敵なひと時がご親戚ともてて、よかったですね。

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    1. みどりさん、

      今年は我が家でと決めていたので、
      義妹夫婦は大喜びで来てくれました。
      メイン料理は夫が作ってくれ、私は楽でした。
      味加減も火加減もかなり適当・・・
      次も同じように作ろうと思っても、無理かも。
      クローブを入れ過ぎたと言っていましたが、とてもおいしくできましたよ♪

      グリーンビールは、やっぱり気味が悪いですよね。
      私だけじゃなくて、良かった!

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