2014年3月6日木曜日

のだめと震災とベト7と

まだバリバリ雪景色のミネソタなのですが、ブログは一足早く春の雰囲気に変更しました。 (*^▽^*)

次の日曜から Daylight Saving Time も始まるので、日没は7時過ぎになりますし、気温もだいぶ上がってくるようです。 そろそろ雪も解け始めるかな? 楽しみ~


さて、3月2日のコンサートの話に戻ります。

まずはモーツァルト「魔笛」 より序曲「魔笛」 は、彼が残した最後のオペラです。


1791年の9月に初演され、12月にはもう亡くなってしまったのですね。 (×_×;)
映画 「アマデウス」 では、このオペラの演奏中にモーツァルトが倒れてしまったシーンが印象的でした。


35歳の若さで亡くなってしまった天才モーツァルト・・・ 「魔笛」 のメロディーは、最後の最後まで彼の頭の中に鳴り響いていたようです。


そして、2月27日の記事に書いたブルッフヴァイオリン協奏曲第1番のソリストは、 Everaldo Martinez さんという、中央アメリカの中ほどに位置するホンジュラス出身の方でした。


演奏家として、また指揮者、指導者として活躍するだけでなく、作曲もなさる多才な方だそう。
ロックやジャズ、ポップス、ラテン音楽など、クラシック以外にも様々なジャンルの音楽に造詣が深く、彼の作る曲にはそれらが融合されているようです。

ソロはお気持ちのおもむくままにテンポがかなり揺れ、よ~く聴いていないと合わせるのが大変でした。
どんな状況でも大変頼りになる指揮者のおかげで、当日はばっちりでしたが・・・

第1・3楽章は情熱的に、第2楽章は繊細に、変化に富んだ大変美しいソロでした。


休憩をはさんで、第2部はベートーヴェン交響曲第7番・・・通称、 「ベト7」 です。

この曲、テレビドラマ 「のだめカンタービレ」 のおかげで一気に人気大沸騰でしたね。
私も、毎週とても楽しみに観ていました♪

落ちこぼれ集団のオーケストラ (Sオケ) が、玉木宏演じる千秋の指揮でこの交響曲第7番を演奏し、コンサート当日には大喝采を浴びたのです。

楽器をみんなでひょいと持ち上げたり、クルクルと回してしまったり、とにかくワクワク感いっぱいのパフォーマンス!
第4楽章なんてまるでロックのノリ・・・この曲って、こんなにかっこ良かったんだ♪と再認識しました。

玉木宏は、千秋の役が一番似合っていた気がします。
さりげない真っ白なシャツを着こなすのが、本当に上手だったこと 。・゚゚・。
上野樹里も、大河ドラマの 「江」 より、やっぱりのだめでしょう。


ベト7の冒頭部分と、終楽章の最後の部分の動画 (「のだめカンタービレ 第4話」より) です。



ベートーヴェンの交響曲第7番の第2楽章で思い出すのは、イギリス映画 「英国王のスピーチ King's Speech」 の最後のスピーチの場面です。

吃音に悩まされたイギリス王ジョージ6世 (現エリザベス女王のお父上) は、言語療法士の協力によって数々の特訓を受け、二人の間には次第に友情と信頼関係が生まれます。

第二次世界大戦の宣戦布告の際、大英帝国全土に向けて、国民を鼓舞する演説を行わなければいけないことに・・・
ちゃんとスピーチができるのか、本人も家族も言語療法士もハラハラドキドキ!

そのスピーチの場面でバックに流れていたのが、この曲でした。
訓練の甲斐あって、ジョージ6世は大変立派な演説をやり通すことができたのですが、緊張感が漂うシーンにぴったりの曲だったと思います。



実はこの映画を夫と観に行ったのは、2011年の3月5日でした。

横浜市の自宅に割と近かった、ららぽーと横浜の映画館・・・ホールの天井や階段の装飾がなかなかおしゃれだな~と思って、二人で眺めていました。

(画像は、こちらのブログからお借りしました。)


それから6日後の3月11日に、あの東日本大震災が日本を襲ったのです。
その美しい映画館の天井は落下してしまい、復旧まで何ヶ月もの間営業休止でした。

もし映画を観ている最中に大地震に襲われていたらと思うと、ぞっとします。
(幸い、怪我人は出なかったそう。)


「英国王のスピーチ」 は、2011年のアカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞を総なめ。
恐ろしかった大震災の記憶とも重なって、忘れられない映画となり、ベートーヴェンの交響曲第7番の第2楽章も、忘れられない曲のひとつとなりました。


間もなく、あれから丸3年ですね。
亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、悲しみを抱えながらも復興のために奮闘される方、震災を風化させないよう、今でもあちこちで活動していらっしゃる方々を心より応援いたします。



♪3月2日のコンサートのプログラム♪

     Magic Flute Overture (Wolfgang Amadeus Mozart)
       
     Concerto No.1 in G minor for Violoncello and Orchestra, Op. 26 (Max Bruch)
       Ⅰ. Vorspiel: Allegro moderato
       Ⅱ. Adagio
       Ⅲ. Finale: Allegro energico

     Symphony No.7 in A major, Op. 92 (Ludwig Van Beethoven)
       Ⅰ. Poco sostenuto - Vivace
       Ⅱ. Allegretto
       Ⅲ. Presto - Assai meno presto
       Ⅳ. Allegro con brio



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6 件のコメント :

  1. こんにちは
    ベートーベンさんを差し置いてのコメントで申しわけないのですが~笑
    あの「のだめ」の玉木さんと樹里ちゃんには感動しました。
    玉木さんの繊細さとあの声。そして風貌がやくにはまっていましたね。
    しかし、役者とは凄いもの。コンサートがリアルでした。
    震災で、この美しい建物が損壊を受けたのですね。
    本当にけが人がでなくて、幸いでした。
    あすのDSTなんとか、サバイバルしましょう^^

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    返信
    1. みどりさん、

      明日からDSTも始まりますし、ここら辺の気温は一気に6℃まで上昇するそうです。
      この冬は特に長く感じましたが、いよいよ春の気配ですね♪

      みどりさんも、「のだめ」 観ていらっしゃいましたか!?
      千秋先輩、かっこ良かったですね~
      ヴァイオリンのソロのアップでは、二人羽織みたいに撮影したシーンもあったとか・・・
      それにしても、それらしく弾いてしまう役者さんはすごいです。

      そう言えば、日本では偽ベートーヴェン事件が話題になっていましたっけ。
      なかなか良い曲が多かっただけに、とても残念でした。

      削除
  2. こんにちは。

    そちらも気温が上昇中みたいですね♪
    コンサートご苦労様でした。音楽を愛するもの達が演奏しそれを喜んで聞く人達がいる、クラシックって永遠ですね。何時の世でも愛される音楽。
    来週火曜日で3年を迎える大震災、未だ復興が完璧ではありませんが忘れられてほしくないです。オリンピック,その他が行事があっても復興を最前線で!と願うばかりです。
    “英国王のスピーチ、再度鑑賞したくなりました。国王などになりたくなかったのに運命の悪戯で即位、でも彼にはスピーチ障害が。。現エリザベス女王のお父上、、きらびやかな生活の裏にはいろいろと苦悩があるんですね。この映画を観て感じました。

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    1. ねこちゃんさん、

      何百年も愛され引き継がれていく音楽って、すごいですよね♪
      不遇の生涯を送った作曲家も多く、
      自分の作った曲が、後世まで世界中で演奏されるようになるだろうとは
      夢にも思わなかったかも・・・

      「英国王のスピーチ」 はイギリスの風景や宮殿の映像もとても美しく、
      忘れられない映画です。
      一般人でよかったわ・・・なんて感謝してしまいますよね。
      友人がDVDをくれたので、これからも何度も鑑賞すると思います。

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  3. どれも心に残る名曲ばかりです!
    が、Bruchは今回、初めて曲と曲名が一致しました!ありがとうございます♪
    聴いたことがあって、好きだけど…曲名を知らない…そんな曲が数多くあります。

    最近、丁度思っていたんです。
    「春」はやっぱりモーツァルトのMajorが似合うな…と♪
    あのトリルがふんだんに散りばめられた軽快さ…
    浮き足立つ春になんだかとっても合うのです。そんなことをSide Walkを歩きながら思っていました。

    赤ちゃんの足ってやっぱり可愛いですね☆
    先日もカウチに長くなってる娘の足を見ながら、
    「形はそのままで、そのままデカくなったなぁ~」と遠目で眺めておりましタ。
    あの親指くらいのアンヨは本当にあった事だったのですねn_n;

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    1. chopiana さん、

      そちらでは、きっともう春の気配が濃くなり、明るい長調の曲が似合うことでしょうね。
      ミネソタでも、やっと雪が解け始めてきたのはうれしいのですが、
      舗装されていない道がドロドロで・・・スタックしてしまいそうで運転が怖いです。。。
      「展覧会の絵」 の 「牛車」 の重苦しいメロディーが似合いそうな・・・(笑)

      誰にでもこんな小さな赤ちゃん時代があったなんて、信じられないですね。
      すぐに着られなくなってしまうベビー服を、
      周りの大人は、着せ替え人形みたいに楽しんでいます♪

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