2015年5月21日木曜日

娘のロースクール卒業式

ミネソタ大学ロースクール University of Minnesota Law School に3年間通った娘が、先週の土曜日、ついに晴れの卒業式を迎えました。
夫の親戚一同と友人たち、娘の彼氏 (同じ学校を共に卒業した) の親戚一同も集まって一緒にお祝い♪

前日、「このガウン、豪華すぎて何だか笑えるよね~」 と見せてくれた娘。
何だかふかふかのお布団みたいで暖かそう・・・というのが私の第一印象でした。
首から後ろにかぶるフードみたいの (名称がわかりません) と、角型の帽子タッセル一式で借りるそうです。

黒いガウン (アカデミックドレスとも呼ばれるらしい) の袖に縫いつけられた紫のビロードの3本線は、Juris Doctor (法務博士) の資格を表します。

これは卒業式が終わってからの写真です。
かぶり方がよくわからない・・・と言っていたフードみたいなものは、スクールカラーをあしらっているそう。
本当は、全ての色がきちんと見えていなければいけなかったらしく、これは失敗例 (汗;)


他にも、フードのかぶり方がイマイチな学生多し・・・色々な国籍、年齢で、お子さん連れの方も!
今年は、全部で270名以上の卒業生だったそうです。


このロースクールには、自国で既に法科大学院を卒業した外国籍学生のための、1年間のプログラム LL.M. も用意されています。
日本人の学生さんも、4名卒業しました!中国、韓国からの留学生も大勢です。

ホールいっぱいの来賓と卒業生。
一応フォーマルな格好の方がほとんどですが、ジーンズ姿もちらほらというのが、さすがアメリカです。
全体的に、日本の卒業式に比べるとかなりカジュアルな印象かな?


卒業生の入場は、お決まりのエルガー「威風堂々」 と共に。

娘は卒業式の進行責任者でしたので、最初にスピーチも! 見ている私のほうがドキドキしてしまいました。
ステージ上に並んで座っているのは教授陣で、やはり全員ガウン姿です。
サンタさんみたいな赤いガウンの方もいらっしゃるな~


これをもって皆さんは在校生から卒業生となりました、という学部長の宣言により、帽子のタッセル tassel (房飾り) を右側から左側に自分で動かします。
日本に住んでいた時、インターナショナルスクールのハイスクールの卒業式でも同様でしたので、懐かしいな。

卒業生1人ずつの名前がアルファベット順に呼ばれ、壇上で学部長と握手し、記念撮影をしたのですが・・・

あれ?
卒業証書授与は、どうなっているの???

後日、それぞれの学生宛に郵送されるのだそうです。 ええっ、ずい分味気ないじゃないの?
それに、映画でよく見る派手な帽子投げも誰もやっていなくて、何だか拍子抜けしてしまいました。


式の最後には、アメリカ国歌ではなくミネソタ州の歌を、代表の学生たちが合唱です。 娘はこれにも参加♪
ミネソタ州歌は、20世紀初めに、ミネソタ大学の二人の学生によって作られました。
詳しくは、 「ミネソタ基本情報」 をどうぞ。


無事に卒業はできたものの、多くの学生は多額のローンを抱えていますし、実は就職先がまだ決まっていない人も大勢です。
はっきり言って、今のアメリカでは弁護士が過剰!

そんな現状ですので、ロースクール入学希望者もこれからは減っていくことでしょう。
学生の数をキープするためにレベルを落とせば、学校のランク (現在は全米で20位以内にランクイン) が落ちてしまい、ますます就職が難しくなるという悪循環となるため、学部長は頭を抱えています。

みんなの次の課題は、ミネソタ州の バーイグザム bar exam (司法試験) に合格すること。
就職は決まっているのに、司法試験に落ちた・・・では、目も当てられません。

アメリカの司法試験は、州によって内容も合格率もかなり違うようです。
これから、試験のための特別なクラスをまた取るのだそう。 娘よ、頑張れ!!!


親子共に決して忘れられない、人生での特別な1日となりました。
私たちは、経済的に娘を助けることはほとんどしませんでしたが、自力でよくここまで来たな~
いつも励まし、支えてくださった周りの方々に、心から感謝いたします。


おまけ 弁護士の卵をたくさん見た後に、家の裏口の階段下でロビンの卵をみつけました。
       どちらも、しっかりと新しい世界に羽ばたいてくれますように。




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2015年5月9日土曜日

思い切り困った顔した子ネコのゲイリー

今、ネットで話題の子ネコ・・・
眉毛 (?) のせいで、何だかいつも困った表情のゲイリー Gary です。


マジックで描いたのでもフォトショップ加工したのでもなく、生まれつきの模様だそう。

どこにいても、心配そうなお顔・・・
大丈夫かい?


嬉しい時も、怒った時も、やっぱりこんなお顔なのだろうな。
ぎゅ~っと抱きしめて、いい子いい子してあげたくなりますよね。


ゲイリーは、生まれてまだ8週の子ネコちゃん。 イギリスに住んでいます。
飼い主夫婦は、子ネコたちを里子に出すつもりだったけれど、この顔を見たらとてもできなかったとのこと。

Concerned kitten (心配そうな子ネコ) という名で、FacebookTwitter のアカウントもちゃんと持っています! (実は、私はどちらも持っていない遅れた人間なのですが・・・)

世界中で、ファンが急増加中のようです。 確かにこれは、悶絶もんだわ。

Facebook https://www.facebook.com/garybrows

Twitter https://twitter.com/Garykitten

子ネコのゲイリーは、歌う時に眉を上げるクセのある歌手、ゲイリー・バーロウ Gary Barlow さんにあやかって名付けられたのですって。


なるほど・・・ 似てるかな?
子ネコちゃんのおかげで、彼もますます人気が出るかもね♪

ゲイリーの動画も、これからどんどんアップされるのではないかと期待しています。



そういえば、数年前に話題になっていた八の字眉のネコサム Sam も元気にしているでしょうか。
ゲイリーと、まるで親子みたいだわ。


2匹とも、どうぞ幸多きネコライフを・・・ =(^.^)=  =(^.^)=


なお、Gary という名前は、日本では一般的にゲイリーと表記されることが多いのでここでもそれに従いました。
アメリカでは、ゲェァリーみたいに聞こえるのですけれどね。 ゲーリーとかギャリーのほうがまだ近いかな。
発音記号は [ɡæri] なのです。 R も出てくるし、日本人には言いにくい名のひとつでしょう。



おまけ 「困った」 つながりの話題です。

       今、家の周りに出没する正真正銘の 困ったちゃん」 は、ヤマアラシ porcupine なのです。。。
       憎めない顔したヤツですが、樹皮をかじってしまい、木がどんどん枯れています。

       どうしてくれよう・・・



       こちらはキツツキ woodpecker の仕業。 ずっと見張っているわけにもいかないし困ったな~




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2015年5月6日水曜日

モーツァルトのレクイエムを演奏

レクイエムとは、死者のためのミサ、そしてそれに用いられる聖歌のこと。
モーツァルトヴェルディフォーレ作曲のものが、特に 「三大レクイエム」 と言われています。

2年前のこの時期にはブラームスのドイツレクイエムを演奏した私たちですが、今年はモーツァルトでした。
(日本では、通称 「モツレク」 です。)
映画 「アマデウス」 の影響で、私にとって一番なじみのあるのは、やはりモーツァルトの遺作となったこのレクイエムかもしれないな。


緊張感に満ちた 「怒りの日 (ディエス・イレ Dies irae )」 と、8小節で絶筆となった、それはそれは美しい 「涙の日 (ラクリモーサ Lacrimosa )」 が、特によく知られています。


モーツァルトは、幼い頃から神童としてもてはやされていました。
音楽の師でもあった父レオポルトは、並はずれた才能を持った息子を売り出すことにもとても熱心だったようです。 さては、ステージパパみたいな感じだったのかな!?

旅から旅へと続く暮らしは、さぞ大変だったことでしょう。 今みたいに道が舗装されているわけではないし・・・
長時間馬車に揺られたことが、後に健康を害す一因になったとも言われています。


天才少年だったモーツァルトも、晩年は人気が衰え、経済的に苦しい生活を送っていました。
売れなくなってしまった芸人みたいに、 「終わっちゃった人」 扱いされていたのね、きっと・・・

そこに突然現れた、灰色の服の謎の男! (映画では、この男はモーツァルトに嫉妬していた同時代の作曲家、サリエリだったことになっています。)
名も明かさぬまま 「レクイエム」 の作曲を依頼すると、高額な報酬の一部を前払いして立ち去ったそう。

作曲に取りかかったものの、モーツァルトの体調はどんどん悪化していきました。
何度も催促に来る謎の男が、死の世界からの使者なのではないかと怯え、 「これは自分のためのレクイエムだ」 と知人への手紙に書いていたとのことです。

そして曲が未完のまま、1791年12月5日、モーツァルトは本当に天国に旅立ってしまったのです。
人類への素晴らしい贈り物を残して逝ってしまった若き天才。 ぎゅっと濃縮された人生だったのでしょう。

今、先進国でモーツァルトの名を知らぬ人はいないでしょうが、そんな有名人がウィーン郊外の共同墓穴に埋葬され、その場所さえはっきりしないというのは悲しすぎる・・・

未亡人となったコンスタンツェは、何としても作曲料の全額をしっかりゲットしたかったようです。
そりゃそうだ、もし私が彼女の立場だったら、きっと同じ気持ちだったことでしょう。

モーツァルトの弟子フランツ・クサーヴァージュースマイヤー Franz Xaver Süßmayr に、補筆が委ねられることになりました。 (その前に、荷が重すぎて途中で投げ出した弟子もいた。)
その後、ジュースマイヤー版の欠点を補うべく、色々な作曲家が改訂版の作成を試みましたが、結局はジュースマイヤー版が最も高評価されています。


「レクイエム」 全曲通しての演奏時間は、指揮者によって様々です。
40分台の速めのバージョンもありますが、平均すると50~55分位なのかな。

その中でも横綱級 (笑) にゆっくりなのが、名演とされるカール・ベーム指揮、ウィーン・フィルのもの。
1時間を超える演奏です。


私たちのほうが、ずっと速かったな。。。 「聖なるかな (サンクトゥス Sanctus)」 の出だしなんて、これの倍位のテンポでした。


さて、地元の合唱団と共演した今回の 「レクイエム」 の本番、ほぼ満席のお客様でした!
4名のソリストの皆さんも素晴らしく、拍手が鳴り止みませんでした。
指揮者も、ご自分の中でベストコンサートの1つだったと、大満足だったご様子。 ほっ・・・

モーツァルトの遺作となった 「レクイエム」 、死者の鎮魂というよりは、恐ろしい感じを受ける最後の審判の様子や、神の許しと慈悲を求め、その栄光を称えることに重点が置かれています。
歌詞の意味は全くわからなくても、聴いていると、安らぎや優しさも感じることは確かです。

ひねくれた (?) メロディー、和音、リズムが全くないため、非常に弾きやすいと言えば弾きやすく、でも決して飽きない曲。
中毒性があるのか、コンサートが終わってからもついつい何度も聴いてしまっています。


既に天国の住人となってしまった親しい人々、懐かしい方々のお顔を思い浮かべながら、心を込めて演奏いたしました。
いつか、合唱パートにもチャレンジしてみたいですが、ラテン語かあ。。。ハードルが高いな。


★5月3日のコンサートのプログラム★

     Requiem in d-Moll  K. 626  (Wolfgang Amadeus Mozart)

      Introitus: 入祭唱
        - Requiem aeternam 永遠の安息を
        - Kyrie 憐れみの賛歌
      Sequentia: 続唱
        - Dies irae 怒りの日
        - Tuba mirum 奇しきラッパの響き
        - Rex tremendae 恐るべき御稜威の王
        - Recordare 思い出したまえ
        - Confutatis 呪われ退けられし者達が
        - Lacrimosa 涙の日
      Offertorium: 奉献文
        - Domine Jesu 主イエス
        - Hostias 賛美の生け贄
      Sanctus: 聖なるかな
        - Sanctus 聖なるかな
        - Benedictus 祝福された者
      Agnus Dei 神の小羊
        - Agnus Dei 神の小羊
      Communio: 聖体拝領唱
        - Lux aeterna 永遠の光


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